Our Crafts

米島酒造のこだわり

泡盛を通して
浪漫と遊び心を届ける
究道無限の酒造り

泡盛とは、沖縄の気候に適した黒麹菌や酵母の発酵を使い一年を通して酒造りが出来る蒸留酒です。 

黒麹菌や酵母など、これらの微生物たちはとても繊細です。原料の状態や季節による気温や水の硬度など様々な条件による変化に対して、機転の利いた対応が求められます。麹の温度管理や攪拌などの手入れ時間までもその日にの作業によって、調和を保っているのです。

また、蒸留の工程では日々新しい技術を交え、造り手が利き酒を行いながら徹底した酒質管理が行われています。

出来上がった若い酒も、それぞれ熟成速度が様々です。最終的に目指す酒質にするため、熟成度合が異なるお酒をブレンドして味の調整をします。こうして飲みやすく、しかし複雑で飽きの来ない味を生み出すのです。

小規模生産で造り手の遊び心や浪漫を酒造りの隅々まで行き届かせたからこそ得られる、米島酒造の泡盛に、私どもは誇りを持っております。

Our Craftmanship

こだわりの製法

01

洗米・米蒸

お米が割れないよう水圧式洗米器機を用いて丁寧に洗米を行います。そして、定まった吸水率になるようにお米に水を吸わせます。その後、回転ドラムという機械を用い、一度で500kgのお米を蒸します。

蒸し加減は造り手が洗米時のお米の状態を目視で確認しながら、秒単位で微調整していきます。

02

麹づくり

蒸された米に黒麹菌をまぜて製麴作業を(増殖・育成)していきます。

製麴作業では、麹の破精込みをどう造るかで風味や味に影響を与えます。職人の手により、麹菌の根の入り方や胞子を咲かせる比率等を変え、糖化系酵素・クエン酸等を生成させながら麹の質を調整しております。

03

仕込み(もろみづくり)

米島酒造では島独自の酒質にこだわるため、差し酛も利用しなが蔵内酵母を大事に活用しております。小さなタンクを用いているため、もろみ全体の調子を造り手が把握しやすく、攪拌でもろみに混ぜる工程をどれほどにするのか調整いたします。それにより、発酵の速度を操作し特徴あるもろみを造りだします。

04

蒸留

もろみを沸騰させ、蒸気を冷やして集めることを蒸留といいます。これは泡盛を造るうえで最も重要な工程と言っても過言ではありません。先代から受け継ぐ蒸留機の構造を理解し、そこに新たな技術を交え、追求し続けてきました。それ故に、伝統と革新が融合した米島酒造独自の泡盛が出来上がります。

05

貯蔵

泡盛は基本的に賞味期限や消費期限がなく、貯蔵する器に合わせた味と風味に熟成するお酒です。特に甕貯蔵の場合は風味に重厚感のある甘さと複雑味が増す特徴が表れます。米島酒造では、次仕ぎと呼ばれる伝統的な高度なブレンド技術で品質管理の継承と研究も続けております。

06

完成

完成した泡盛は各小売店などからお客様の元へ。それぞれの楽しみ方で、是非お楽しみください。

Interview

代表インタビュー

米島製造の製造風景を
ご覧いただけます。

Nature
of Kumejima

豊かな自然環境

琉球時代より、久米島はその類まれで豊かな自然により『球美の島(琉球一美しい島)』と呼ばれていました。
島でありながら勾配があり、多様な地質が密集しているため地層がフィルターの役目を果たしており、上質な水に恵まれています。
米島酒造が酒造りで用いている白瀬川の水は、ラムサール条約に登録されている水源地帯の水を利用しています。良質な水源に恵まれているので、そこには多種多様な生物が生息し、クメジマボタルやクメノサクラなど島固有の動植物も多く存在します。この久米島の良質な水のおかげで、米島酒造は上質で透き通った泡盛を造りを続けることができるのです。